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2010年11月 Archive

15年前、好きでよくかけていたこの曲..

僕がデビューしたのは、2006年。

デビュー10周年や20周年といわれる諸先輩方に比べるとまだまだヒヨッ子。

前回のブログでも話しましたが、

かろうじてDJと呼べるようになったのは(非常に少なくともギャラを貰い始めたころ)

かれこれ15年くらい前からでしょうか..


今回は、当時僕が好きで良くかけていた曲

思い入れのある曲をいくつか紹介しますね。

(リリースされた年代は微妙に前後しますが。。)


まずは、91に年リリースの

"STAY THIS WAY/ BRAND NEW HEAVIES"

"NEVER STOP"も大好きだけど、

この曲は本当によくかけました。

幾つかバージョンがあるんですが、

こちらはN'Dea Davenportが歌っているバージョン!

最近では、Danny KrivitがEDITをしてDefectedから出た自信のMix CDにも収録されていますね。


あのN'Deaと、現在コラボレートすることが出来るなんて

夢のようです..

そして、97年にリリースの

"RUNAWAY/ NUYORICAN SOUL"


このアルバムが出たときは本当に衝撃でした。

アナログは片面1曲の5枚組BOX SET!!

5千円くらいしたと思います。

当時はどのDJのレコード・バックにも入ってましたね〜。

中でもこの曲は大好き。僕がダンクラのカバーアルバムを作ってみたいと思うのは

MAWの影響大ですね。

Kenny Dopeの打ち込みとLouieのセンスが光る最高のカバーです!!

次は、84年リリースのこの曲。

"SMOOTH OPERATOR/ SADE"


この曲が入っているアルバム『SADE』は、

グラミー賞「最優秀新人賞」&「最優秀ポップ・ヴォーカル、アルバム賞」を受賞!

更にこのPVは、

MTVの「Best Female Video」「Best New Artisit」にノミネートされたんです!

凄いですね..

僕は勿論シングルもこのアルバムも持っていますが、

丁度94年に『ベスト・オブ・シャーデー』という

彼女のヒット曲を網羅したベスト盤が出たのでよく聴いていました。


「JAZZをHOUSE DJの解釈でつないでいく!」と以前おっしゃっていた

沖野修也さんは、アナログ12'の後半展開部分からミックスして

次の曲へのフックにしたりしてよくかけられていました。

そして大沢伸一さんプロデュースのもとに

98年リリースされた、ビッグ・チューン

"YOU MAKE ME/ MONDAY MICHIRU"

改めて調べてみたら"Sunshine After The Rain"のほうが早かったんですね。(95年)

マンデイさんには先日Whisky Modeにも出演して頂きました。

当時はよくレコーディング・スタジオに見学に行かせていただいて、

いろいろ勉強させて頂いたんですよね..懐かしい。


そういえば、説明書を見ても5年くらい使えなかったMPC3000も

大沢さんに教えていただいて30分で理解出来ました。笑


そんな思い入れのある曲です。

メロディアスでソウルフルな永遠のクラシックス☆

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2010,12/10まであと23日!!

  • Posted by: DJ KAWASAKI
  • 2010年11月16日 00:47
  • private

『PARADISE』

"DJ KAWASAKI DJ 15周年記念+3rd Albumリリース・パーティー"@eleven

まであと23日となりました。


イベントに向けての意気込みや15年を振り返って思うこと、

Space Lab YELLOW、出演者との思い出などを

何回かに分けて書いてみようと思います!

20101116_1_1.jpg


08年6月に入居ビルの解体により惜しまれつつ閉店した

「Space Lab YELLOW」

その跡地にオープンした新クラブ「eleven」


2006年に出た僕のデビュー・アルバム「BEAUTIFUL」

のリリース・パーティーはYELLOWでした。

Special GuestはロンドンからPHIL ASHER (Restless Soul)

そして、沖野修也さんと沖野好洋さん(KYOTO JAZZ MASSIVE)。


実は、DANNY KRIVITや、TIMMY REGISFORD

LOUIE VEGA、DJ HARVEY、FRANCOIS K、CARL CRAIG

といった大御所DJ達のプレイを初めて体験したのもYELLOWだったんです。


DJブースのレコード棚に面した壁には

ラリー・レバンの写真が貼ってあり

そこは駆け出しDJだった僕にとって

簡単に上がることの出来ない

神聖な領域でした。


まさか同じ場所でプレイできるなんて

当時の僕は夢にも思わず..

感動と同時にとても緊張したのを覚えています。


しかし、イベント当日は諸事情があり、

深夜はメインフロアを使用出来ないというハプニングもありました。。

でも、バー前ラウンジでのパーティーはお客さんとの距離も近く

それはそれで楽しかったんですよね。


PHIL ASHERは朝5時からメインフロアでプレイ開始!

早朝のSUMMER MADNESS/ KOOL & THE GANGはヤバかったな..

(後にMOST WANTEDのリリパで再度Guest DJとして招く。)

20101116_1_2.jpg

2008年にリリースされた

2nd アルバム『YOU CAN MAKE IT』のリリース・パーティーもYELLOW!!

Featuring VocalにTASITA D'MOURとKARINを迎えフルバンド・セットもやりました。

中本綾子さん&JOYRIDEチームのみなさんにプレイしていただいた2Fラウンジでは

オリジナルの飾り付けがとても華やかで綺麗でした☆

DJKロゴがプリントされた特注の風船で埋め尽くされたフロアは

見ているだけでワクワクでしたよ!


そういえば

沖野修也さん主催の『Tokyo Crossover Jazz Festival』の第1回目も

実はYELLOWだったんですよね。

その時もKARINとライブで"BLAZIN'"をやらせていただいたのを覚えてます。

20101116_1_3.jpg

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大箱でのプレイを初めて経験したのもYELLOWでした。

「こんなに音出していいの!?」

と驚いたのを覚えてます。笑

しかもDJ ブースの中もめちゃくちゃ音が良くて、

その空間が小さなクラブにいるみたいに気持ちよかった。


DJ NORIさんにトーレンスという(たしかそうだったと思います。似た違うやつだったらすみません。)

伝説のターンテーブルの使い方を教わり

DJをご一緒させていただいたこともありました。

レコードに振動が伝わらないように

それ自体がゴムで吊られてある仕組み。

BPMも摘みになっていて合わせるのがめちゃ難しいんだけど

一度ピタっと合ったらなかなかズレない

恐ろしいターンテーブルなんです。


レコード針も本来クラシックを聴くような

高価もの。

とても繊細な作りの為、

頭だしするのにバックスピン(巻き戻し)禁止なんです。

あれも緊張したな〜、

間違って折っちゃったらギャラより高いですからね。笑


プライベートで遊びに行ったときは

当時フロアにあった螺旋階段から、プレイしているDJの手元を観察したりもしてましたね。

「あー、アイソレーターはこうやって触るのか!」

と勉強になったものです。


JAZZに興味を持ったのは

The Roomで沖野修也さんのDJを体験したのがきっかけ。

そしてHOUSEという音楽に興味を持つきっかけになったのは

間違いなくYELLOWです。


思い出は本当に沢山ありますが

また同じ場所でプレイ出来ることをとても嬉しく思います!


今回3年ぶりのリリースということもあり

僕自身、正直いろいろな意味で不安もありましたが

ツアーを回っているうち

ダンスフロアで楽しそうに踊っているファンの皆さんと接していると

その不安は無くなっていきました。

15年経った今、DJが、音楽制作が本当に楽しい!


当日はみんなで楽しい夜にしましょうね☆

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あの日の僕の心境..!?

  • Posted by: DJ KAWASAKI
  • 2010年11月 2日 14:40
  • event

20101102_1_1.jpg

先日、30日の大阪@Noonに突如現れた謎の変な人、

ダースベーダー!


実は、その正体が沖野修也さんだということを知っていたのは

僕だけだったんです。

今だから明かせるその日の僕の心境は、

正直DJどころではなかった。。笑


流れを説明すると

前日に高円寺へ買い物に行ったとき

ヴィレッジ・ヴァンガードの店頭で

かなりイケてるバットマンのマスクを売っていたのをたまたま発見しました。

「カオル、これええやん。」

「なかなかリアルでかっこいいですね。いいかも」

なんて言いながら結局買わなかったんです。


その後、

原宿の古着屋「アポロ」で見付けたダースベーダーのマスクをかぶって得意げな沖野さん、

「カオルがバットマンで、俺がダースベーダーやな、決まり。」

代金は僕が払い、マスクも僕が預かりました。


が、しかし時既に遅し、

翌日一人でバットマンのマスクを買いに

再度高円寺へ行った時には売り切れていました。。

「ガーーーン!あわわ、ど、どうしよう。。?

沖野さんのテンションが下がって機嫌を損ねてしまう、

せっかくあんなにノリノリなのに。。」


しかたなく、

沖野さんにSMSで売り切れてますと報告しました。

「まじ。。?」

やばい、落ちてる。。

「じゃ、カオルがダースベーダーやれば。。」

完全に投げやりになってる。。

僕はいいました。

「いや、沖野さん、DJの僕がやるより、

みんなが、まさか来るとは思っていない沖野さんがやられたほうが、絶対面白いですよ!」

本当にそう思ったんです。

「あ、そう?俺がやったほうが盛り上がる?」

まんざらでもない様子。

「そうですよ。みんな喜びますよ!」

「ふーん、じゃやろかな。」

よし、機嫌回復!!


あんなことになるとはみじんも思わず、

僕は安心して大阪に向かいました。


でも今から思えば、

何日か前から何かある予感はしていたんです。

先日、ボクシングの試合を観に行ったときには、

沖野さんがThe Room Staffの為に購入して下さった全員分のチケットを

不注意で僕が落としてしまったり。。

(結局、関係者の方に連絡をとり、入り口で説明をしてなんとか入ることが出来ました。)

これには久しぶりに本当に焦りました。

精神的にも肉体的にも

12ラウンド戦った後の選手くらいボロボロになりました。。


かと思えば、

僕の大阪行きのチケットを、

前日に京都に帰ってらした沖野さんが預かったまま持っていっちゃったり。。

「新しくチケット買って。これは、オレとカオルと事務所の森、

みんなのバツとして3等分ね。よろしく。」

おや、なんだか雲行きがあやしいかも。。?

(結局、Noonで帰りのチケットを預かるつもりが、それどころではなくなって、

沖野さんがまたもや京都まで持って帰ってしまいました。。がっくし。)


イベントがスタートして間もなく

沖野さんからSMSにメッセージが

「もう直ぐ着くから駅まで来て!絶対バレんようにな。」

もうノリノリなのが文章から伝わってきます。

僕は、友達に連絡してくるといってこっそりクラブを出て、

マスクとマントを手に駅まで走りました。

「今のところ仮装のお客さんはいないですね。

でもたぶんこの後来ると思います。」

と、かなり適当なことを沖野さんに伝え

僕はクラブに戻りました。


深夜1時前くらいでしょうか、

ぼちぼち人で埋まってきたフロアに

静かにダースベーダーが現れました。

「こ、怖い!」

僕は思いました。

いっさい喋らないし、本当にかなりリアルだったんです。笑

暗闇の中でこっそり僕に近づいてきて言いました。

「やばいで、完全にスベッてるやんけ。。」

せっかく機嫌回復したのにまたどん底へ。。

沖野さんの気持ちを考えると笑ってはいけないんですが、

とにかくおかしいやら心配やらで。。


「今夜は正体を明かさないことにした。」

「カオルにからんだ後、好洋に絡んで帰る。

それで明日面白い方法でビックリさせるんや!」

転んでもただでは起きない沖野さんはそう強く決意をすると

ダースベーダーのマスクを被った変な人を

一晩中演じきりました。


筆談で、「誰も仮装をしていないんですね、大阪の人ノリ悪いなぁ。」

と伝えた物販ブースの女の子には

「うっさいわ!」と怒られ、

DJブースへ入ってきて、Into Youをかけていた僕の後ろで

「イン、トゥ、ユーーーーー!」のサビのフレーズでお客さんを煽ったのに

好洋さんにブースからつまみ出されたり。。

好洋さんか沖野さん、

どちらかがキレるんじゃないかと

ほんとにヒヤヒヤでした。


朝方、DJを終えてフロアに降りた僕と好洋さんに手紙が渡されました。

「ダースベーダーさんがお詫びの手紙を置いていきました。」

20101102_1_2.jpg

仮に、バットマンがあって

二人で仮装したとしても寒かったかもしれませんが、

沖野さん一人にやらせてしまったことを

僕は本当に後悔しています。。

沖野さんすみませんでした。

そして楽しく怪しい夜をありがとうございました!!

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